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内分泌内科・甲状腺

内分泌疾患(ホルモンの病気)とは?

内分泌疾患は、ホルモンが過剰なことから起こるもの、ホルモンが不足して起こるもの、内分泌臓器の腫瘍の3つに大きく分けられます。

一般的な内科の検査では見逃されることも多く、長く原因不明の不調にお悩みになっている方が多いのですが、専門医による適切な検査と治療でほとんどの場合は改善します。

副甲状腺の疾患

副甲状腺に生じる疾患として、副甲状腺機能亢進症、低下症があります。
副甲状腺機能亢進症では血中カルシウム値の異常を呈し、腎臓結石や尿管結石、骨密度の低下を生じることがあります。

脳下垂体の疾患

脳下垂体に生じる疾患には、先端巨大症、クッシング病、プロラクチン産生腫瘍、尿崩症などがあり、特徴的な症状を呈します。
また非機能性下垂体腺腫、下垂体機能低下症、頭蓋咽頭腫といった疾患もあります。

副腎の疾患

副腎に生じる疾患には、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、クッシング症候群といった疾患があります。
これらは副腎の過形成や腫瘤によってホルモンが過剰に分泌し、高血圧症を含めた特徴的な臨床兆候を呈します。
その他、非機能性(ホルモンを産生しない)副腎腫瘍を生じることがあります。

高血圧の90%は本態性高血圧症という一般的にみられる高血圧症ですが、高血圧症の中には原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫、先端巨大症(末端肥大症)、クッシング病といった内分泌疾患が隠れていることがあります。

甲状腺の検査

甲状腺の検査では甲状腺の大きさや形をみるための超音波検査なども行われますが、甲状腺ホルモンの過不足など機能を調べるための血液検査は不可欠です。

甲状腺ホルモンにはFT3とFT4の2種類があります。
この2つは基本となる構造にヨードがいくつ結合しているかによって分けられ、T3はヨードが3個結合しており、T4は4個結合しています。
甲状腺から分泌された甲状腺ホルモンのほとんどはタンパク質と結合しますが、極微量の遊離型(Free)はタンパク質と結合しません。
これらが血液中を流れますが、最終的に臓器に作用するのは遊離型のホルモンです。
FT3やFT4は遊離型ホルモンであり、血液に含まれるその量を調べることで甲状腺ホルモンの過不足を正確に確かめることができます。

甲状腺から分泌される遊離型ホルモンのほとんどはT4ですが、一部のT4が肝臓などの臓器によりT3に作り替えられます。
T4はホルモンとしての力が弱く、T3が甲状腺ホルモンとして細胞の働きを変える作用を持っています。
そのため、甲状腺がホルモンを作る能力はFT4を、甲状腺ホルモンの全身への作用についてはFT3を調べることでわかります。

甲状腺刺激ホルモン TSH

TSHは甲状腺を刺激する作用を持ったホルモンで、脳下垂体から分泌されています。
脳下垂体は甲状腺の働きをコントロールする役割を担っています。
甲状腺ホルモンの量を脳下垂体は常時監視しており、わずかな甲状腺ホルモンの過不足に反応してTSHの分泌量を変えています。
こうしたことからTSHの測定により、甲状腺ホルモンの過不足がわかります。
FT3、FT4はわずかな変化をとらえにくいため、この検査は精度の高い甲状腺ホルモンの過不足を知るために役立ちます。

判定と評価

TSHで甲状腺ホルモンの過不足を判定し、FT3とFT4で過不足の重症度を評価します。
この2つの検査結果により、甲状腺機能低下症、潜在性甲状腺機能低下症、甲状腺機能正常、潜在性甲状腺機能亢進症、甲状腺機能亢進症を判断します。

基準値のめやすとなる正常範囲は下記の通りです。ただし、測定方法により変わる場合があります。

FT3 2.3 ~ 4.0 pg/mL
FT4 0.9 ~ 1.7 ng/dL
TSH 0.5~ 5.0 μU/mL
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